弊社のメインの事業であるスクリーン印刷に加え、グラビアオフセット印刷による微細配線印刷をご紹介いたします。
グラビアオフセット印刷は微細配線に特化した印刷法です。次の写真は静電容量式タッチパネルのITOを使わないメタルメッシュ配線印刷での試作例になります。
静電容量式タッチパネル
ITO代替
7μm幅のメタルメッシュ
メタルメッシュと額縁配線の同時形成
印刷工法は、一般的なフォトリソグラフィー工法に比べ、工程数を大幅に短縮できます。さらに印刷工法はアディティブプロセスのため、材料の無駄が少なく、設備導入費用と合わせてコストダウンが可能です。
グラビアオフセット印刷、スクリーン印刷のそれぞれがカバーする領域は次のグラフのようになっております。スクリーン印刷は線幅50μm~全ベタまでの広い領域をカバーします。グラビアオフセットは線幅5~100μmの微細配線領域をカバーします。
従来、グラビアオフセット印刷はペースト溶剤分がシリコンブランケットを膨潤させることによりロングランが安定的にできないという問題がありました。弊社ではブランケット乾燥装置および自動ブランケット洗浄装置の導入によりロングラン印刷を安定的に行えるシステムを完成させています。
ブランケット乾燥装置
自動ブランケット洗浄装置
ロングランでも線幅は安定